VPN構築って実際やってみると色々問題が起きますよね~。だから、とりあえずメモってみました~
Home » VPNの構築 » 固定IPは厳密には固定IPアドレスの事じゃない!?

固定IPは厳密には固定IPアドレスの事じゃない!?

VPNの構築

インターネットに繋ぐ際、住所になるグローバルIPアドレスが必要です。
グローバルIPアドレスには、変動IPアドレスと固定IPアドレスの2つがります。

変動IPアドレスの特色は、接続毎にIPアドレスが変わります。
これはその時に空いているIPアドレスを使用するため個人を特定することが出来ず、先ほどまで違う人が使っていたものが開いたらすぐに使われるという事もあります。
通常家庭用などで使用しているIPアドレスではこのタイプです。

固定IPアドレスの特色は、IPアドレスが固定で、いくら接続しても、ずっと同じです。
この利点を活かせば、外部からインターネットを通じて、アクセスする事が可能になるというわけです。

一方で、固定IPと呼ばれるものもあり、役割も固定IPアドレスとかなり似ています。
同様に住所を識別するものではありますが、あくまで狭い範囲でのネットワークで活躍します。
家庭内や会社などで、複数の端末を繋げる際に必要です。
このIPアドレスを「プライベートIPアドレス」といいます。

インターネットに繋げるのに必要な「グローバルIPアドレス」とは違い、自分でそれぞれの端末にIPアドレスを付けることができます。
もちろん、付ける為の共通ルールがありますが、それに従って付ければ、誰でも簡単にLAN(ローカルエリアネットワーク)が構築できます。
また、「プライベートIPアドレス」についても、自分の構築したLANで同じIPアドレスを付けることはできません。
同じ住所が複数あるということになるので、ネットワークがおかしくなってしまいます。
「プライベートIPアドレス」を付ける際には、どの端末にどのIPアドレスを付けたかがわかるようにきちんと管理して、IPアドレスを付与しましょう。

上記の説明からわかるように、「プライベートIPアドレス」は、LAN上での識別住所の役割になるので、インターネットに繋ぐことはできません。
これが「グローバルIPアドレス」と決定的に違う点と言えるでしょう。

・固定IP…LAN上での端末の識別住所
・固定IPアドレス…インターネット上での端末の識別住所