インターネットVPNとは

情報社会が日々進化している現代では、携帯電話やPCなどで情報を取得するなど、生活の一部分になり、今やなくてはならない存在となっています。
当然、企業の情報システムもより良いネットワークを構築していかなければならないことだと思います。
支店が多く存在する大企業、または中小企業においては、その構築が重要となります。

ひと昔では、専用線のケーブルで本支店間を結び、情報伝達を行っていましたが、構築するのに、かなりのコストが掛かったことだと思います。
距離や回線速度にもコストに影響し、また、基本１対１で結ぶ為、多くの支店を持つ企業にとっては、全部の本支店間を結ぶとなると、莫大なコストが掛かったことだと思います。
その専用線で結ぶネットワークの進化版が「VPN」です。
VPNとは、「Virtual Private Network」の略で、専用線で結んだようなネットワークを実現できるサービスです。

＜参考＞ VPNをIPoE接続で構築

VPNでは、インターネットの公衆領域を利用するのが多く、かなりのコスト削減が期待できます。
コストについては、基本的にはプロバイダーの利用料金とアクセス回線利用料金だけで、事足ります。
また、結ぶ対象間の距離など全く関係ありません。
どれだけ遠くてもコストに影響することなく、しかも、１対１ではなく、１対複数が容易に実現できてしまうことでしょう。

また、セキュリティー面でも万全で、データにカプセル化を施し、さらに暗号化して伝送する仕組みになっています。
これにより、データの盗み取りや改ざんなどを防止でき、取り扱い注意の極秘情報なども安心して、アクセスできるというわけなのです。
余談ですが、VPNの暗号を解読するのには１年以上かかると言われています。
データのカプセル化及び暗号化のおかげで、万人がアクセスできるインターネット網を利用しても、あたかも専用線を施しているかのように、本支店間の１対複数のアクセスを可能にしているのです。